卵、牛乳、砂糖だけのシンプルな材料で作っています。ゲル化剤を使用した今はやりの、とろけるタイプの物ではありません。卵の自然の力だけで固めています。これが本来のプリンの製法です。このホームページの手作りへのこだわりの中でプリンを例にあげ、手作りの良さについてお話して参りました。いつか、このプリンを作りたいと思っていましたが、私が食べたいと思うプリンをようやく商品化できました。昔たべた、お母さんが家庭で作る、歯ごたえのある、固焼きプリンです。卵は、養鶏所から届く産みたての新鮮卵です。もちろん殻付きです。
え!?殻付きじゃない卵なんてあるの?と思った方へ。大量生産をする際、卵の殻を一つ一つ人間が割る事は大変な人件費コストがかかります。まして卵の殻が混入しないよう配慮しながらの作業は膨大な時間を要します。ですので大手メーカーでは液卵や冷凍卵など、既に殻を割られて中身だけになった状態の卵を使用することが多いです。なんでもそうですが、食べる前に料理する事、料理する前に卵を割る事、が一番美味しいし、栄養価も高い、というのが私の考え方です。実際にはわかりませんが、私はそう確信しているのです。
プリンに“濃厚”をうたった商品が山ほどありますが、プリンの本来の原材料である、卵、牛乳の率が高く、卵と牛乳の自然なコクが醸す濃厚さこそが、本来の“濃厚”だと思います。香料や植物油脂を添加して味を濃くする事ではないと思います。このようなプリンをお好みの方が私以外にもきっといらっしゃることと思います。流行を無視した昔ながらのダサいかもしれないプリンですが、お気に召して頂けますよう、一つ一つ丁寧に心をこめて作っております。 |