6月15日のもっと聞きたい!
 
さて、全国屈指の「漁港の町」千葉県銚子市で、市民有志が
“顔ハメ看板”を使った活性化に取り組んでいるんだそうです。
顔ハメ看板…あの観光地に顔のところだけ穴が開いていて、
自分の顔を出して記念撮影ができるあれですよ。

いったいどうして顔ハメ看板で町おこしをしようと考えたのか?
銚子に行くとどんな顔ハメ看板に出会えるのか?
昨年の11月に「銚子・顔だし看板の会」を作成した発起人の山口由美子さんにお話をお伺いしました。

まずは銚子市がどんな街か教えてください。
銚子市は海産物、犬吠埼や海水浴場など観光資源が豊富な街です。
首都圏からも近く、2010年には280万人の観光客が訪れました。
しかし2011年の原発事故で水産物などが風評被害を受け、観光客は大きく減少してしまいました。

そもそも山口さんのお店で顔ハメ看板を作ったのが始まりだったとか…?
私が「ベーカリー赤毛のアン」を運営する「山口製菓舗」の専務をしておりまして、
2009年、店構えから内装までア赤毛のアンの世界をイメージして大改装したんです。
当初は客が衣装を着るコスプレサービスも考えたが、費用がかかり断念。
代わりに顔ハメ看板を作ることを思いつきました。

その看板は誰が描いたもの?かかった費用は?
私が手作りしました。費用は約8000円ですね。

その経験から「顔ハメ看板は町おこしに使える」と?
銚子は観光地ですが、顔ハメ看板を探したところ0だったんです。
顔ハメ看板を増やせば観光の目玉になると、去年ここを含めて8箇所完成しました。

今後はどのような予定でいらっしゃいますか?
夏までに30代くらいの方を増やしたいなと思っております。
それと会だし看板のある店舗での割引など、
銚子を満喫できる仕組みを作りたいと思っております。

みなさんも銚子で顔ハメ看板を見かけたらぜひやってみてください!