“ひとはなぜ生きるか”─── 目次から
第2章 宇宙、そして生命の歴史の中で、私たちはいまどこにいるか
私たちは宇宙的な時間・空間から見たら、ごくごく狭い範囲で
ものを考えている。この枠をはずしたら何が見えてくるか
探ります。
第3章 進化のしくみから何が分かるか
私たちは“ヒト”という、生物の一種であることを忘れている
のではないでしょうか。進化の歴史から足許を見直します。
第4章 ひとがいまいるわけを宇宙はこう語る
ビッグバンの本質に迫るインフレーション理論など最新の
宇宙論から多重宇宙、そして真空のゆらぎから宇宙が生まれた
“偶然”について考えます。
第5章 神様はサイコロを振るのか、振らないのか
“偶然”という科学の世界にあってはならない原理を物理の
世界に持ち込んだ量子力学や、その異端の解釈といわれる
多世界解釈など、目くるめく最新の理論から存在の本質に
迫ります。
第6章 ひとは死から何を得たか
ヒトは死とひきかえに有性生殖を得た。死すべきわが身を知らぬ
動物とヒトとの違いから、何を失い何を得たかを考えます。
第7章 ひとと宇宙に未来はあるか
これまで生まれた種の99.9%は絶滅した、ヒトもその例外では
ないとスティーブン・J・グールドは言っている。ヒトの未来は
どうなるか探ります。
第8章 先人たちは生と死をどうみたか、そして私は
私たちの先輩たちは生と死をどう考えたか、哲学者や宗教家の
言動を個人として受けとめ、私なりの結論を引き出します。



■ B6判上製本 189ページ
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(株)川口印刷工房内 川口啓輔



【著者略歴】
昭和4年 銚子市に生まれる
昭和20年 千葉県立銚子商業学校 (現 県立銚子商業高等学校)を経て、
東京工業専門学校印刷工業科 (現 千葉大学工学部画像工学科) 入学
昭和24年 同校卒業、同年川口印刷所 (現 株式会社川口印刷工房) に入社
昭和58年 同社代表取締役に就任、現在に至る